思い出のホール_02

第2回は1990年頃の高円寺駅界隈。
…と言っても、通ったと言い切れるのは実は1店舗しかない。

赤玉 高円寺店

住所:東京都杉並区高円寺南4-6-5

ここに初めて訪れるまで、高円寺で遊んだ経験はほとんどなかった。
小さい頃から遊んでいた中野駅近辺と似た大きな街という印象。

まだまだビギナーの俺はミカド堀ノ内店で打っていた。
そこに中学時代の同級生が現れて「あーたん、ここで打つより高円寺の方がいいと思うよ」と誘われて、連れて行ってもらったのがキッカケ。

羽根物でミカドと同じ機種はビッグシューターくらいしかなかったが、それよりも魅力的な機種がたくさんあった。
パチンコ大賞、たぬき丼、うちのポチ、魔界組など。

中でも完全に俺の心を射抜いたのは平和のスカイヒーロー。

5年ぶりくらいに「スカイヒーロー 平和」でググったら、BOSSさんが打ってる動画が出てきた。
てか、岐阜のレトロミュージアムにあるのか!
これ目当てで行きたい。

で、このスカイヒーローはALL13の旧要件機。
赤玉の調整だと開いた羽根のおかげで役物横の入賞口に若干入りやすくなっていたので、完走すると1000個近くの出玉があった。
そしてこれも調整のおかげだと思うが、完走率が結構高かった。

↓こっちの動画の画角の方が役物内が良く見える。

動画の中でも「なかなかVに入らない」と言われている通り、初当りを射止めるのは結構大変。
でも、それに見合うだけの出玉があったので苦にならなかった。


初当りの邪魔をしていたのがこの役物のレールから繋がっている橋、通称「カマボコ」。
その形状が板蒲鉾の形そのものなので、仲間内でそう呼んでいた。
通常時だけでなく、大当り中の保留解除の際にもこのカマボコのせいで玉がVへ向かう道から逸れてしまうこともあった。

赤玉の隣にペペIIが新規オープンしたとき、ピッカピカのスカイヒーローが置いてあって、羽根の力強さに驚いた。
でも力強いと逆にVに入りずらい気がして、「今のは赤玉ならV入賞だったな…」なんてことを思っていた。

赤玉のルールは、2.5円で3000個定量。
打ち止めた人はその日に同じ台は打てないが、同じ台が1日に4回打ち止めになるまでは、即時開放される。

この店である程度の釘読みができるようになったと思う。

1990年の年末には「受験」という名目でバイトを長期休むことにして、学校が終わると毎日赤玉へ原付を走らせていた。
当時の高円寺南口は、ルック商店街~パル商店街のあたりだけで赤玉、ペペIIの他に、東鵬会館、ジョイランド石川、トーアがあった。
翌1991年にフェニックスがオープンしたんだっけな。
北口側はほとんど行かなかったけど、仲間たちはサンコーのウィンクルのモーニングを取りに行ったりしていた記憶。
でも俺はひたすら赤玉で羽根物ばかり打っていた。

 

参考:東京都|杉並区|ここって昔はパチンコ屋?

次回予告

1990年頃の中野駅界隈の予定