ご家族が入院する時のために

突然ですが、今日はマジメな記事です。

2019年10月に母親を亡くしました。
2013年から介護が必要となり、兄と姉と俺の3人で協力して介護していました。
2017年からは特別養護老人ホームに入居して、手はかからなくなりました。
特養に入居していても、母親の体調が悪くなると、度々入院することがありました。
病院に付き添うところまでは特養の職員が対応してくれるのですが、入院手続きなどはすべて我々家族が行わなければなりませんでした。

介護が必要になってから何回入院したか、今となってはもう数え切れません。
いつも同じ病院に入院したわけではなく、病院によってその記入すべき書類は様々でした。

でも、共通して書かねばならないことがあります。
それが既往歴。
今までの病歴について、必ず書類に記入することになります。

あなたはご家族の既往歴がわかりますか?

ほとんどの方はわからないでしょう。
でも書類はできるだけ詳細に、そして正確に書くべきです。
認知症などなく、患者さんが話せる状態ならば、聞きながら記入すればいいでしょう。
しかし、そうでない状況の時にはもうヒアリングすることはできません。

既往歴は追加されることはあっても、変わることはありません。
なので、お元気なうちにご家族の既往歴はヒアリングしておいた方がいいでしょう。
そして病気されるたびにあなた自身で書き足してください。

既往歴に限らず、予めヒアリングしておくべき項目をここにまとめておきます。
また、万一ご自分が突然倒れた時を想定して、ご家族のために残しておくのもいいかもしれません。

 

  • 氏名
  • 生年月日
  • 血液型(ABO、Rh)
  • 住所
  • 電話番号
  • 緊急連絡先
  • 現在の通院状況
  • 現在服用している薬
  • 既往歴
    →西暦または年齢、病名、処置内容(手術/入院/投薬など)
  • アレルギーの有無と内容
  • 薬品アレルギーについての情報
  • 生命保険等の情報
  • 銀行の通帳・キャッシュカード・印鑑の保管場所と暗証番号
  • 保険証やお薬手帳の保管場所
  • 飲酒の頻度と量
  • 喫煙の頻度と量
  • 苦手な食べ物
  • 万一のことがあった時に連絡するべき人

 

今思い浮かぶのはこのくらいでしょうか。
まだ他にも追加すべき項目はあるかもしれません。
これをスマホのメモなどに記しておくと、いざという時に役立つと思います。
しかし、銀行の情報などセキュリティに留意すべきものは、別に管理したほうが良いと思います。

既往歴には、風邪は書く必要ありませんが、インフルエンザはわかる範囲で書くべきだと思います。
子供が罹りやすい感染症(水疱瘡や麻疹など)などもぜひ書いてください。

 

以上、介護経験者からのちょっとしたアドバイスでした。