2019年10月、MacBook Airを買いました。
そのおよそ半年後にM1チップ搭載のMacBook Airが発表になり、やっちまったか…とも思いました。
しかし、M1チップ搭載モデル以降は、Boot Campできないらしいじゃないですか。
※ご存知ない方のために説明すると、Boot CampとはMacとしてのハードウェアとOSを維持しつつ、同じそのハードウェアにWindowsもインストールして、起動時にどちらのOSを利用するか選択できる機能のことです。
俺の場合は客先での打ち合わせにMacBookを持参して、受け取ったNTFSフォーマットのHDDなどのメディアのデータをその場でチェックすることが頻繁にあったり、遠隔で自宅や会社にあるWindowsマシンを操作したりするので、やはりBoot CampでのWindowsは必須。
よってこのモデルで良かったのだと今でも思います。
このMacBook Airを買ってすぐ、起動したままMacBookのディスプレイを閉じ、翌日に再び開けてみると、スリープ状態から全然復帰してくれないんです。
ディスプレイを開いてからしばらく待ってみてもダメ。
軽く電源ボタンや他のキーを押してみてもダメ。
いつも電源ボタンを長押しして、復帰させて、エラーレポートを送信していました。
いつでもどこでもディスプレイを開くだけですぐに使えるのが理想なのに、これでは困ります。
きっと他にも同様に困っている人はいるだろうと思ってググってみました。
まず最初にヒットする省エネルギーの設定変更やSMCのリセットをいくら試しても一向に改善しません。
他に困っている人がなかなか見当たらないということは、俺のMacBook Airが欠陥品なのか、はたまた別の理由があるのか。
1つ思い当たるのは、Boot Campを設定していることなのかな…と。
問題が起きた時はすでにBoot Campが設定済みだったので、Boot Campの設定を外した場合の確認はできていませんので、あしからず。
その後も暇を見つけては検索語句を変えて色々とググってみたところ、半月ほど経ってようやく解決方法が見つかりました。
今更ですが、自分の備忘録のためにもこちらに書き残しておきます。
※変更は自己責任において行ってください。
この変更を行うとAppleのサポートを受けられなくなる可能性がある…という話も見かけました。
Macでターミナルを起動して以下のコマンドを打ちます。
sudo pmset -a standby 0
パスワードの入力を求められたら管理者パスワードを入力してReturnキーを押します。
これだけでOKです。
ただ問題が1つあります。
ディープなスリープはしなくなるので、フル充電後に1週間もしないうちにバッテリが残りわずかになっているでしょう。
数日に1回は使用するような方ならこの方法で解決すると思います。
ちなみにこの設定を元に戻すには、同じようにターミナルで以下のコマンドを打ちます。
sudo pmset -a standby 1
同様にパスワードを求められたら入力してください。
なお、OSをMontereyにアップデートしてもこの設定のままで問題は起きていない点も付け加えておきます。