以前、「渚のリーチ！」についての記事を書きましたが、早くもさっき～の2冊めの著書が発売されました。
「黒沢咲の鳴かずに勝つ！ セレブ麻雀」です。
前作はまさかの小説でしたが、ついに今回は戦術本です。
5月末に入手しましたが、最近ようやく手を付けて読み終えましたので、紹介します。
まず大前提。
著書の中にも書かれている通り、「セオリーや戦略、確率や損得」について、この本では一切学べません。
それでもさっき～の麻雀が「カッコよくて好き」と思えるファンのために書かれているのでしょう。
PART1では、麻雀との出会いから、プロ入り、鳴かないスタイルを確立する経緯、Mリーグ発足直後のことまでが書いてあります。
PART2では、「セレブ麻雀」と言われるさっき～の雀風の基本的思考が書いてあります。
鳴かないことには理由があります。
もっと言えば、麻雀にはどんな選択も理由があるべきなのですが、シンプルな考えの上に今の雀風が成り立っていることがよくわかります。
PART3では、Mリーグでの牌譜を使用して、どのような思考だったのかを解説しています。
長年さっき～の対局を見ているファンにとっては、そこまで不思議な選択はないように思いますが、改めて本人の解説があると、その時にわからなかったことがわかったりして、面白かったです。
PART4では、Mリーグの伝説の和了とも言うべき、「西」「7筒」2つの和了について解説しています。
インタビューで思考を語っていたのを見たことはあったけど、改めて文字で読むと、また違った臨場感を感じることができて、これもまた面白かったです。
PART5では、仲間やファンへの言葉がたくさん綴られています。
その後に「100の質問」への回答が載っていて、さっき～の人柄がさらによくわかるような内容だと思いました。
このような内容です。
何年か後にまたMリーグや他の対局の牌譜を使用して、同じように解説した戦術本が発行されるとファンとしてはとても嬉しいかも。
この本は、そのテンプレとしても成功だと思いました。
ご興味ある方は是非。
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