今日はいつものスタイルではなく、久々に1つのテーマに特化して書こうと思います。
日曜劇場『VIVANT』、観てますか？
TBSの福澤克雄監督の作品ってだけで無条件で観てしまう自分がいます。
大好きな演出家です。
その福澤さんが原作まで手掛けているドラマです。
どんな話なのかもあまり公開されずに初回O.A.の日を迎えました。
蓋を開けてみたら、何やら凄いスケールの画。
これはドラマ「24 -TWENTY FOUR-」並みじゃないでしょうか。
まだ観ていない方は、Tverで1話から最新話まで無料視聴できます。
さて、ここから先は第4話までのネタバレがある内容です。
望まない方はここで離脱することをオススメします。
旧Twitterなどで話題になり、Yahoo!ニュースにも取り上げられたりしている伏線が色々ありますね。それらについて、ちょっと書いてみたいと思います。
乃木のスマホに「VIVAN」フォルダ
誤送金が発覚して、送金先のアリに連絡をしようと乃木がスマホを取り出したときのホーム画面です。
「VIVAN」というフォルダが存在し、中に8つのアイコンがあることがわかります。
「VIVANT」ではなく「VIVAN」です。
大使館で野崎と薫との会話で「ヴィヴァン」なんて言葉は知らないように振る舞ってましたが…ね。
こんな伏線が仕込んであったんですね。
銀行の前で乃木は何をしていた？
バルカで誤送金先のアリ社長とともに銀行へ行った際、乃木は外で待っていました。
その際、スマホに何かの機器をケーブルを介して取り付けて、アリが銀行から出てくる直前にケーブルを外して慌ただしくカバンに突っ込んでいます。
この写真、乃木の顔側にあるのが何かの機器、下側にあるのがスマホのようです。
しかも、このスマホは乃木が普段使用しているものではないように思います。
乃木が使用しているスマホのケースは黒。
この手に持つスマホのボディはゴールドっぽいんですよね。
スマホから何かを吸い出しているか、何かを書き込んでいるかのどちらかのように思います。
ちなみにアリは社用スマホが黒、私用スマホがゴールド。
このシーン、初めて観た時から気になっていました。
乃木は一体何をしているんだろうと。
その後、車も人もごちゃごちゃに通っているような道路を横断するようにアリと歩きます。
乃木は歩きながらカバンの中に手を突っ込んだり、改めて観るとちょっと不自然な様子。
その直後、引き止めるようにアリの手を掴んだ際に、アリが持っていたゴールドのスマホを落とします。
右手で拾って、左手に持ち替えて、右手で画面に付いた砂を払ってアリに渡します。
拾い方とその前後の手振りがなんか不自然なような気もします。
マジシャンのように手や袖に隠していたスマホとすり替えるなんてことがあるのかもしれませんが、決定的な瞬間は見つけられませんでした。
このシーンの直前のアリの社長室で、乃木が慌ただしく書類を落として拾う際、アリの私用スマホの画面が何度か映るんです。
社長室に到着して充電、乃木が書類を落として、机に何かをぶつけてスマホがズレてしまい、再び正しく充電されるように置き直したり。
4話を観終えている今では、この時に乃木が机の下で何かを仕込んでいたような気がしています。
1話を観直しましたが、決定的な瞬間は映っていませんでした。
以下、アリのスマホについて、俺の予想です。
業務でアリと何度か会う。
もちろん、別班としての監視対象であるアリなので、些細なことも見逃さない。
その中で、私用スマホは常にフル充電にする習慣があることに気付く。この日もアリは出社早々に私用スマホを充電器に置くだろうと予想できたので、乃木はアリの出社前に到着し社長室に通してもらい、アリを待つ間に秘書の目を盗んで充電器に仕込みを行う。
アリ出社。
案の定、充電の残りが80%以上あるプライベート用スマホを充電器に置く。応接ではなく、デスクで話をする。
書類をわざと落とし、机の下に潜った際に、充電器に仕込んだ何かを回収。銀行へ移動し、中にはアリ一人で入り、乃木は外で待つ。
その間に仕込みから回収したデータを、事前に用意したアリと同型同色のスマホに書き込む。
もちろん、アリが今まで通り使えるようにSIM等も設定。
ついでに以後の通信内容が把握できるようなものも仕込む。アリがスマホを地面に落とすようにアリの手を掴む。
落としたスマホを乃木が拾う際に先ほど銀行前で仕込んだスマホとすり替える。
これでアリの通信も監視できるようになったのではないでしょうか。
『VIVANT』のキービジュアルでの伏線
先日のYahoo!ニュースにあった記事。
これ、完全に正解な気がします。
福澤監督のチームなら、間違いなくやっていそう。
他にも番組公式グッズなどで伏線を張っているような情報がチラホラ出てきています。
そんなチームがキービジュアルでやっていないわけがない（笑）。
左から
松坂桃李：V（別班）
二階堂ふみ：I（医師）
堺雅人：V（別班）、A（？）
阿部寛：N（日本警察）
役所広司：T（テント？ テロリスト？）
現状、堺雅人のAがまだわかりません。
二階堂ふみにもVがかかっているように見えます。
すると、二階堂ふみも別班なのかな…？
世界医療機構の医師という立場を利用して、バルカでテントを追っていた可能性もあるかと思います。
本当はもっとあるであろうたくさんの伏線を少しでも拾うべく、何度も見返そうとしましたが、時間が取れず。
今回はこのへんで。