THE MATCH 2022

THE MATCH 2022、想像以上に面白かったです。
PPVを買って、オープニングファイトからしっかりと観ました。

天心 vs 武尊

数年前、俺自身は天心 vs 武尊戦をやるべきではないと思っていました。
金銭面以外では、どちらのサイドにも損はあっても得がないと考えました。

武尊が負けたら、参戦選手たちが口を揃えて言っている「K-1最強」という言葉がなかなか言えない状況になってしまう。
だからこそK-1は契約に関しても他団体のリングに上がることに厳しい条件を選手に強いて、縛っているのだと思っていました。

一方、天心が負けたら、無敗伝説に傷がつく。

しかしコロナ禍になり、格闘技だけでなくどのスポーツやエンタメの業界も財政的に厳しい状況になり、そこでお互いを助け合うために特大イベントを企画する。
その目玉で天心 vs 武尊が行われる。
しかも天心はボクシングへの転向を表明して、残り時間は限られている。
背に腹は代えられないこの状況ならアリなのかもなぁ…と考えるようになりました。

試合に関しては、天心 vs 武尊戦で疑問が1つ。
一部で話題になっていましたが、2Rの採点です。
10-10のイーブンが並ぶ中、ジャッジ箱崎氏だけが10-9で武尊にマークしていました。
天心のどこが減点だったのでしょう。
または、武尊のどの攻撃が有効だったのでしょう。
箱崎雄三氏はK-1の審判員とのこと。
現役時代は全日本キックで活躍していた選手のようだし、見間違いでもないと思うんだよなぁ…。

セコンド陣に懐かしい顔

さて、このTHE MATCH 2022のセコンドに古くからのK-1を観ていたファンにとって懐かしい顔を確認できました。
まずは湊谷トレーナー。
正道会館所属の山田洸誓選手のセコンドについてました。
湊谷トレーナーと言えば、正道会館のほとんどのファイターのセコンドにいつもいましたね。
佐竹、武蔵、アンディ・フグなど。
今も正道会館の師範として活躍されているようです。

他には“青い目のサムライ” ニコラス・ペタス。
シナ・カリミアン選手のセコンドについていました。
シナ・カリミアン選手は極真系のファイターなのかな…と思ったら、違いました。
こんな経緯があったようです。

大逆転KOで王座奪還! シナ・カリミアンを支えた“青い目のサムライ”ニコラス・ペタスの言葉

大山倍達に憧れ、最後の内弟子となったニコラス・ペタス。
母国デンマークから遠く離れた日本で生活して活躍したニコラスだからこそ、しっかりとシナ・カリミアン選手を支えることができるのでしょうね。

ところで、レオナ・ペタス選手の「ペタス」って、ニコラス・ペタスと何か関係があるのかな?
現在のK-1は全くと言っていいほど観ておらず、レオナ・ペタス選手のことも良く知らないので、調べてみました。

【K-1 レオナ・ペタス】 王者が示すチャンピオンとしての在り方

師弟関係とまではいかないですが、ニコラス・ペタスから名前をもらったという話でした。

隠されたタトゥー

ファンデーションのようなものでタトゥーを隠して試合しているのが気になりました。
RISEの中村寛選手も隠してました。
これについて調べたところ、K-1では計量と試合の時に、タトゥーを隠すように指導しているとのことでした。
RISEでは特にそういった制約はなさそうです。
THE MATCH 2022ではタトゥーに限ってはK-1に合わせたレギュレーションだったんでしょうね。

 

 

単純に試合だけでなく、こんな感じで色んな視点でTHE MATCH 2022を楽しんでいました。